コーチング・マネジメント
コーチングとは?
コーチングとは、クライアントが掲げる目標の達成に向けてコーチが行う一連の支援行為のことです。
目標達成を難しくさせるのは、クライアントが抱える課題や問題が解決していないからに他なりません。
その課題や問題には様々なものがありますが、大別すれば技術的なものと心理的なものとに分かれます。
技術面の課題や問題ならば自力で解決できることも多々ありますが、それはクライアント自身がその課題や問題に気付けていることが多いからです。しかし、心理面のそれはクライアント自身にも気付けていないことが多いので、自力で解決することが困難となりやすいのです。
よって、このケースこそがコーチングの出番であり、コーチングスキルが問われる局面なのです。
では、効果的なコーチングをすることができるコーチにはどんなスキルが修得できているのでしょうか。そのスキルさえ修得することができれば、あなたにも実効性のあるコーチングができるようになります。
コーチ型上司を目指すには?
“指示命令型の上司” から “コーチ型上司” へのステップアップのために、あなたに修得いただきたいコーチングスキル体系(3ステップ)は次の通りです。
Step1: クライアントとの関係構築
まずはクライアント(部下)との良好な関係を構築する必要があり、そのためにはあなたのコミュニケーションスキルを盤石なものにしていただかなければ始まりません。これは良好な人間関係構築のための基盤であり、この基盤無くしてコーチングは成立しないものと心得てください。
◆傾聴のための基本姿勢
◆傾聴三原則にかかる技法(受容・共感・自己一致)
◆コミュニケーション技法(質問・フィードバック・アサーション)
Step2: クライアントの現状把握
クライアントの現状を正しく認識し、クライアントが抱える課題や問題を明確にしなければなりません。特に心理面においてはクライアントの潜在意識の領域にまで踏み込んだ支援が必要であり、そのためには心理学的な知見を修得する必要があります。
◆メタ認知を活かした現状把握
◆メタ認知能力の高め方
◆認知の歪みへの対処法
Step3: コーチングの実践
クライアントとの信頼関係を形成し、クライアントの現状を正しく認識し、解決すべき課題や問題を明確にすることができてはじめて、コーチとクライアントが共有できる目標の設定が可能になります。その上で、その目標達成に向けたアクションプランを両者の共同作業として策定することができます。
◆コーチングサイクルの活用
◆目標の設定支援
◆アクションプランの策定支援
「コーチング・マネジメント研修」のご案内
前述の3ステップをもって、“コーチ型上司”になるための研修をご用意しています。
この研修は「人財育成プログラム」の一環としてご提供するものですから、
基幹講座「コーチング手法が導く 革新的チームビルディング」の受講が前提条件です。